市議会報告 一般質問③施設整備の予算について
<高い見積もりと低い執行率>
以前から問題を指摘している、千葉高等学校の冷暖房設備整備事業について取り上げました。
令和5年第4回定例会では、同事業に対して4億4300万円の債務負担行為が設定されました。その際、同種同規模の工事に比べて約10倍も高額であったこと、工事内容の内訳が不明確であったこと、リースの検討のための相見積もりさえ行われていなかったことを指摘しました。
その後、令和6年第1回定例会において、算定価格の4億4300万円に対し、1億2000万円と大幅に減額された入札結果の報告を受けました。
<問題点の核心=予算審議に対する執行部の姿勢>
・不要な項目を追加して予算が膨らんでいること
・市議会に対する予算要望の詳細説明がないこと
・執行部内で予算執行チェック体制が十分に機能していないこと
・実際に執行されていないから問題はないと考えていること。
この不用額で膨らんだ予算のために、市の発展に寄与したであろう、もしくは、市民の皆さんの生活の改善に貢献したであろう予算が削られていた可能性は大いにあります。
<今回の要望>
・すべての施設整備予算について、その積算根拠を明確にし、透明性を確保して欲しい
・担当者がコスト意識を持ち、工事内容を精査し、積算根拠を理解し、市民の皆さんに説明できるように教育・研修の機会を設けて欲しい
・チェック機能を強化し、予算を有効に執行して欲しい
今回の施設整備予算について、ご意見やご質問がありましたら、ぜひお知らせください。引き続き、市民の皆さんのために全力を尽くしてまいります。
0コメント